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横浜でPolaroid展!?
展覧会関連のお知らせです!
もうすぐオフィシャルでお知らせできると思いますが、
2008年2月ポラロイド社のインスタントフィルムの
製造を中止するとの発表を聞き、消え去るフィルムに
「さよなら」を言うために企画された
「さよならポラロイド展」が横浜にて開催されます。
多摩美術大学教授の萩原朔美さんを発端に2008年から
回数を重ね行われている同展は今夏更に人数も増えてパワーアップ。
活躍されている写真家、写真評論家等が参加予定。
私も津田さんと参加させて頂くことになりました!

規模も今までのポラロイド展の中で一番大きなものになりそうです!
詳細が決まり次第、Newsでアップしますのでどうぞお楽しみに!

2010.07.11 Sunday │ Exhibitions
山のサンテグジュペリ
新作の制作をしている。
暗室作業は脳へ新たな回路を築くために必要な作業だ。
ようやく、色目を出してゆく準備も整いつつある。
今はこの集中力を二週間維持させてゆきたい。

制作の最中、姿を消してゆくフイルムがまた一つあるとの情報が入った。
「僕には関係ない」なんてことは言っていられないのが現状だ。
どこかで写真家がもがいている訳で、あくまでも「フイルム」、
そして「手焼き」にこだわる僕らにとっては深刻な時代なのだ。
だが、文句を言っている暇なんてない。
守り、働きかけるだけだ。
力のある有志たちと共に。


今日は最近観たお勧めのDVDを紹介しておきたい。
「星にのばされたザイル」(LES HORIZONS GAGNES)
監督・出演:ガストン・レビュファ(1975仏)

レビュファは生きていたら明日にでも会いたい男の一人だ。
「星にのばされたザイル」は友人でもあるクライマー達と
共にアルプスへの限りない愛を語った山岳ドキュメントで
彼自身が監督を務めている。

台詞は脳裏に深く刻んでおきたい程、ただただ美しい。

(本編より)
IV級のルートを登ろうが
III級のルートを登ろうが

決して「背伸びしたクライマー」
であってはならない

頭の中にも足にも
指先にも喜びが充満し
つねにバランスよく足で立ち
動作をよく考え
意識した上で決行し
心をときめかし明るく澄んだ
確固とした勇気を持ち
先をよく見越しながら連続させる
要するに登はん中の岩壁と血族関係を結ぶ
自分にふさわしい場所にいるクライマーであることだ

2010.07.06 Tuesday │ Cinema
暗がりのあかり
今週は伊勢に続き、大阪へ行っていて留守にしていた。
そこで報告が今日になってしまったが、先週の話。

東京・銀座の資生堂ギャラリーでは19日から
「暗がりのあかり-チェコ写真の現在展-」が開催されている。
暗がりの明かり-チェコ写真の現在展
久し振りにオープニングへ顔を出した。
チェコより来日している作家をはじめ美術関係者、
写真評論家、写真家達が集まっていた。
今回の展覧会に参加している写真家Ivan Pinkava氏(イヴァン・ピンカヴァ)
の作品に惹かれたので声を掛けさせて頂いた。
優しい眼差し。だが物静かな視線の先には、
永い時間を掛けて築き上げてきた信念が見え隠れしていた。
話を聞いていると、今まで人物の作品を多く制作してきた
ようだが、今回は静物を展示しているとのことだ。
まるで荒野に立つ墓石のような怪しげな写真。
じっと眺めてから目を閉じる。
浮かび上がってくる姿なき者、何者かの気配で目を覚ます。
再び目を開いた時、体験したことのない霊気が身体を伝う。

互いに気が合い、話が尽きない。
あらためて会うことにした。

二日後彼らのギャラリートーク前、資生堂のご好意で
写真家で写真研究家でもあるVladimir Birgus氏(ウラジミール・ビルグス)
とIvan Pinkava氏とランチの機会を頂いた。
今までチェコの写真家の仕事はJosef Sudek氏(ヨセフ・スーデック)
の「アトリエの窓から」等の展覧会や写真集をはじめ、
作品には触れる機会があったがこうして作家と直接出会える機会はなかった。
有り難い巡り合わせがゆえに聞きたいことがたくさんあった。
主に話をしたのは、陰影礼賛、東欧の写真家達、
共産主義政権下のチェコでの生活、地方の文化や風習、
写真教育の現場、独立後の生活の変化などについてだ。
チェコ写真とその周辺についての話はまたどこかで話
をする機会に恵まれたら、是非話をしたいと思う。


また資生堂ギャラリーでは、開催中の展示に合わせて
大変貴重な写真集や作家に関する資料も一部閲覧出来るようになっている。
興味のある方はこの機会に足を運んでもらいたい。

ちなみに写真に映っているのはIvan Pinkava氏から頂いた写真集。
FOTO TORSTから出版されている。
ご参考までに。www.torst.cz
2010.06.27 Sunday │ Photography
OCEAN LEGENDのスピリット
古代海洋民族の生き方に魅せられ、
アウトリガーカヌーで海を渡ることを企てている男がいる。
彼の名をDuke kanekoという。先週出会った男だ。
そして夢を聞いた。

予定では1st Journey (400km)2010 
6人乗りアウトリガーカヌーで葉山を出て
伊豆諸島の島々を結び、八丈島まで人力で漕いでゆく。

2nd Journey (700km)2011 
八丈島を出発し、小笠原諸島父島まで交代を繰り返しながら
ノンストップ、夜通し人力だけで漕いで渡る、ということだ。

Dukeの言葉を紹介しよう。
海にはリズムがある。
それは遠い昔と変わらない。
変わったのは人間だけなんだ。
人間は海が自分達の為にあると勘違いしている。
違うよ・・・。
海は僕達と同じリズムの中で共存してるんだ。
大昔の人は海のリズムや風や太陽の声を
ちゃんとわかっていた。
何かがおかしくなってしまった今、
僕らは海を漕いでそれを知る。

現在、彼は実現へ向けて寄付を募り活動している。
夢を追うその目に嘘はない。
今こそ互いを結び合い、叶えなければならないことがあるのだ。

海洋民族(オーシャンレジェンド)のスピリットを
呼び覚まし継承する旅に賛同するならば、
彼のことをそして八丈島の縄文人のことを、
我々のルーツを思い出し、どんな些細なことからでも構わないから
支援してあげて欲しいと思う。
もちろん僕もそのつもりだ。
http://oceanlegend.net

芸術もそうだが、航海に終わりなどない。
2010.06.16 Wednesday │ Nature
縄文フィールドワーク
岩手へ行っていた。
早朝の目覚めとともに北上駅に着いた。
真夜中の移動は嫌いではない。
ずっと揺られ再び土を踏む時、心が躍る。
一瞬肌寒さが東北を思わせたが、それも束の間だった。
身体の中にはいつでも仕舞ってある温もりがある。
寒いと思うときは、それを忘れている。だから引出せばいい。
「慣れる」より、「慣らす」ことだ。

朝の光が眩しくなる頃、田んぼを抜け、樺山遺跡に辿り着く。
誰の姿もない古代舞台は、いつでも現世を飛び越えさせてくれる。
気がついたら、僕は知らない時代をただ歩いている。
ここは縄文時代中期にムラのあったところだ。
台地には竪穴住居が再現されている。
一段低いところには配石遺構がある。何に使われたものかは分からない。
だからこうして足が向かう。もう一つの引力に吸い込まれるように。





「古代とは何か」
そういう重大なことは、遺跡の中で考える。
家で本を眺めていたって匂いはしない。
人間にはまだ動物としての本能的な能力がある。
見る、聞く、触る、話す,歩く…
そうした身体を通過させる行為は、本能的に従うほどおもしろい。

更に行きたい場所への移動はヒッチハイク。
東北では冬も春も人との繋がりが上手くいっている。
今日、車を乗せてくれた姉妹と話をしていたら、さっき訪ねた資料館
で流れていた古代人の再現VTRで縄文人役をしていた姉妹だった。
そうか、産まれた家の先はもう遺跡だった訳だ。
知らない人だと思っていても、知人は案外近くに暮らしているものかもしれない。




途中、中尊寺へ寄り讃衡蔵にて神仏祈願。
夕方には岩窟に堂宇を構える、達谷窟毘沙門堂へ。
ここでは舞踊家田中泯氏、saxophone坂田明氏が公演を行うと聞いていた。
写真家平間至さんとも合流。
互いに佇む空気を呑む。
まるで古代の儀式のような一時間が過ぎる頃、太陽は沈んだ。
帰路持って来られていた、田中泯氏とその同志が共同生活を続けている桃花村にて
摘まれたばかりの新茶を買わせて頂いた。



2010.06.11 Friday │ Life/Residence
ニューカラーの神様
今日はお薦めの展覧会を紹介したい。
先週金曜日、久し振りに原美術館のオープニングへ出掛けた。
開催されている展覧会は、「ウィリアム・エグルストン:パリ-京都」。
ウィリアム・エグルストン:パリ-京都
写真に携わるものならば一度は彼の名を聞いたことがあるだろう。
だがもしもこの場で彼の名を知ったのならば、
是非この展覧会へ足を運んでもらいたい。
この世界の入口は、オリジナルプリントにこそあるのだ。

彼のことを少し紹介しておこう。
その神話は1976年ニューヨーク近代美術館にて開かれた個展にはじまる。
仕掛人はキュレーターのジョン・シャーカフスキーだ。
当時八十点あまりの作品が展示され、同時に
「ウィリアム・エグルストンガイド」が刊行された。
これはモノクロ絶対主義だったかつての写真界にとって革命的な出来事であった。
それはアートにおいて、ネガカラーフィルムを使用し、プリントする
という新たな領域を目指した初めての写真だったと言えるだろう。
作品はアメリカ南部、メンフィス近郊の光景をライカで撮影したものだった。
その後、彼に続きニューカラーと呼ばれる写真家達(ステファン・シュア、
リチャード・ミズラック等)がぞくぞくと登場した訳だ。
そして現在、原美術館にて開催されている展覧会では、カルティエ現代美術財団
から依頼を受けて制作された近作「パリ」、「京都」を中心に、初期の出世作
「ウィリアム・エグルストンガイド」も一部も展示されている。

立ち寄った4日のオープニングではホンマタカシさん、川内倫子さんなど
多くの写真家達が駆けつけていた。
(写真、エグルストンと話をしているのは繰上和美氏)


庭で行われたオープニングにて主催者などの代表挨拶が続く中、
いよいよマイクを受けたエグルストンは、
「私が話さなくてはならないこと、そのすべては壁に掛かっている。」
とだけ述べた。


2010.06.08 Tuesday │ Exhibitions
TOKYO PHOTO 2010 Preview
TOKYO PHOTO 2010 Preview
昨日TOKYO PHOTOのプレビューイベントのオープニングが芋洗い坂の東京フォトプレビュー会場にて行われました。
会場はプレス関係の方やコレクターの方でいっぱいで熱気がむんむんと漂っていました。

後半には、hiromiyoshiiの吉井さんと現代美術作品のコレクターとして知られている宮津大輔さんの講演があり、宮津さんが自身のコレクションをスライドショーで紹介されたのですが、草間彌生さんやオラファー・エリアソンらの作品をコレクションし、そして家までも現代美術の作家に依頼して作られたようです!お話を聞いていてコレクションの数や作品に驚くばかりでした。
今回の東京フォトプレビューにて展示されているのは、1作家1作品ですが美しい様々なタイプの写真が所狭しと飾られています。
明日まで展示されていますので、もしお近くにお出かけの際は是非お立ち寄り下さい。

2010.06.04 Friday │ Exhibitions
足でつかむ


週末に友人夫婦と犬と津田さんといっしょに八ヶ岳へ泊まりで行きました。
夜中に八ヶ岳に到着し、外に出ると横浜とは違う
ひんやり冷たい空気になり、満月と星が綺麗に輝いていました。

翌日、尾白川渓谷ということろへ行きました。
渓谷を歩くので高低差のある道幅の狭いトレッキングで、
滝の音が聞こえて近づいて行くと甲斐駒ケ岳など近くの山からの
雪解け水が気持ちいいくらい勢いよく流れていました。
水の色も思わず飛び込みたくなるようなグリーン色!





そして尾白川からの帰り道、道端にAFRICAN ARTMUSEUM
という看板が目に入り、行ってみると新しく4月に
オープンしたばかりの小さな美術館がありました。
ここは個人でアフリカのマスクや彫刻などを収集されたものを
展示されているのですが、その数にもコレクションにもビックリ!
全部で1500点以上のコレクションがあり、現在はコートジボワール、
ブルキナファソ、ベニン、ナイジェリアなどの彫刻70点
が展示されていて、状態の綺麗なものばかりでした。
日本とアフリカの遠さや文化の違いもあり、
見慣れない形や表情の彫刻が並んでいましたが、
最近アフリカンアートとの出会いがよくある津田さんも
美しい彫刻などに見入っていました。

翌日はバスを途中下車し、自然の中を清里フォトミュージアム(K*MoPA)
へと散歩しながら行きました。
道端には草が茂っていて、でもそれは都会の雑草とは違って
蓬や武蔵鐙、子供の頃に遊んだ草や見たことがない花が生き生きと生えていました。
なかなか着かないな〜。と40分程牧場などを通りながら歩いていたら
メインの道路から随分奥に入って行った緑豊かな所にミュージアムがありました。
ミュージアムが所蔵している写真集もそんな自然に囲まれた所で見ると
水を飲むように自然とスッと体に染み入ってきました。
津田さんが以前お会いしていた職員の方もおられ、
エドワード・カーティスや井津建郎さんの話をお聞きしました。
清里フォトミュージアム
来週も古くからある洞窟で行われる踊りを見るために
岩手へのバスチケットを取ったのですが、
遠くで行われている舞台や展覧会に行くには時間もお金もかかるけれど、
その土地の風土や気候に触れて見るからこそ、頭ではなく身体で
感じることが出来ると思います。
最近、津田さんといっしょに石塚元太良さんの写真展を見に
行ったのですが、展覧会の後石塚さんと津田さんが話をして、
「僕らも日々動いているけれどまわりにいる今50代、60代の人達の
行動力と体力は相変わらず、すごいよね。」と熱く語っていました。
2010.05.31 Monday │ Trip
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